世界地図をながめる

世界は広い、
この言葉は昔ほど聞かなくなった気がする。

物理的に狭くなったわけではない。

インターネットの発達で
情報伝達が早く、距離が短くなった。

要するに、
狭いとか広いとかっていうのは
情報空間だけの話だったというわけだ。

昔のひとは
海に怪物がいて、
船が海にひきずりこまれると思っていた。

でも科学が発達してそんなものはいないと
ほぼ分かってきた。
これも情報。

人は知らないことに恐れを抱く。

やり方とは行き方とか分かってしまえば
そのものとの距離は短く、簡単にリーチできるようになる。

かつてコロンブスの時代、
人間は新たな大陸に目を向けた

まだ見ぬ黄金の国、
新大陸

未知のものへの好奇心が
人間の想像力をかりたてる

そして
地球が探検されつくられると
どうなったか

今度は月に目がいった

月に人間を送り込むと
今度は火星になった

コロンブスの時代、
火星に行くとは
考えもしなかったろう

人類の進歩はすさまじい

そして自分自身も進歩させないと
新しい展開は見えてこない

日本で販売されている
世界地図は日本が中心に書かれている。

イギリスで販売されているものは
イギリスが中心。

アメリカだって、
フランスだってそう

南アフリカでは世界地図は
さかさまになって、
南極が上にきている。

それはそうなんだろうけど、
これは人間個人のものの見方にも
通じるなぁ。